はな
はな
アレルギー性に起こる鼻炎です。水様性鼻汁、くしゃみ、鼻づまりが特徴です。季節性と通年性があり、季節性は花粉症とも言われ、スギ花粉が代表的です。通年性は季節問わず、年中続くタイプで家庭内のホコリ、ダニによるものが代表的です。他には、カビやネコ、イヌなどのペットが原因のこともあります。治療としては、薬物治療、アレルゲン免疫療法、手術治療などがあります。また、予防や症状の軽減のためにアレルギーを起こす物質を除去したり避けたりすることも重要です。(例えば、部屋の掃除、飛散時期の外出をできるだけ避ける、マスクや花粉症用メガネを使用する、帰宅時は花粉を払うなど)
風邪やアレルギーによる鼻炎に続いて副鼻腔へ炎症が波及したものを急性副鼻腔炎といいます。膿性の鼻汁、鼻づまり、頬の痛み、頭痛、後鼻漏、発熱などの症状が現れます。治療としては、必要に応じて抗生剤などを使用します。また、副鼻腔炎症状が長期間続くと(3か月以上)慢性副鼻腔炎になることもあり、薬物治療で改善が乏しい場合は手術が必要なこともあります。
鼻風邪で鼻をかんだり鼻を触ったりして機械的な刺激で鼻粘膜が損傷して起こる場合が多く、子どもは基本的にこのタイプです。出血は鼻の前方で血管も細いので、ほとんどの場合は機械的な刺激を避けたり、出血したところを圧迫して止まります。また、中高年の方では血管の加齢変化や高血圧などの影響で比較的太い血管から出血することがあり、止まりにくく場合は血管の焼灼処置が必要になることがあります。